都道府県議会議長との懇談会

更新日:令和6年7月25日 総理の一日

 令和6年7月25日、岸田総理は、総理大臣官邸で都道府県議会議長との懇談会を開催しました。

 総理は、挨拶で次のように述べました。

「内閣総理大臣の岸田文雄でございます。
 本日は各地域で住民福祉の向上に御努力いただいております、都道府県議会議長の皆様方から直接御意見を承る機会を頂きました。心から感謝を申し上げます。是非、今日頂きます意見、しっかり受けとめさせていただき、議長の皆様方と共に様々な課題に取り組んでいきたいと考えております。
 令和6年能登半島地震について、復旧・復興の取組が進んでおりますが、公費解体ですとか、宅内配管修繕ですとか、液状化被害への対応など、加速しなければならない、こうした課題も残っております。今月発足しました、『能登創造的復興タスクフォース』による支援など、引き続き政府一丸となって全面的にバックアップをしてまいります。
 地方創生の推進について、人口減少やインフラの老朽化が進む中、こうした社会課題の解決を成長につなげ、持続可能な地域社会を構築していくことが必要です。このため、広域化・共同化により、公共サービスやインフラの選択と集中を進めるとともに、DX(デジタル・トランスフォーメーション)、AI(人工知能)の活用や、官民の連携により行政サービスの持続可能性の確保に取り組んでまいりたいと考えております。
 少子化対策については、2030年代に入るまでが少子化傾向を反転できるかどうかのラストチャンスであるという認識の下、約3.6兆円規模に及ぶ前例のない規模で、こども・子育て支援を抜本的に強化するとしております。こうした制度や施策の充実、これは是非進めてまいりたいと思いますが、あわせて、社会全体で子供や子育て世帯を応援する機運を高める、こうした取組も重要です。地方においても連携した取組をお願いしたいと考えております。
 このほか、物価高騰など、我が国は様々な課題に直面しておりますが、現場の皆様の声を伺いながら、皆様と共に、一つ一つの課題に正面から向き合っていきたいと考えております。
 本日の懇談会においても、忌憚(きたん)のない御意見を頂ければと考えております。どうかよろしく御協力をお願い申し上げます。ありがとうございます。」

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