第10回太平洋・島サミット(PALM10)首脳会合

更新日:令和6年7月18日 総理の一日

 令和6年7月18日、岸田総理は、都内で第10回太平洋・島サミット(PALM10)首脳会合及びワーキングランチに出席し、その後、クック諸島のマーク・ブラウン首相と共同記者発表を行いました。

 総理は、開会セッションの挨拶で次のように述べました。

「太平洋・島サミットの開会に当たり、皆様の御訪日を改めて歓迎申し上げます。
 第10回目となるサミットにおいて、共に来し方に思いを致しつつ、共有する行く末を議論する機会を心待ちにしておりました。皆様も、本日に至るサミットの様々な行事を通じ、日本と太平洋島しょ国の人々のつながりや将来に向けた期待を抱かれたものと思います。
 気候変動などの喫緊の課題への対応は待ったなしとなっています。このように地域を取り巻く環境が複雑化する中で開催される記念すべき10回目のPALMの機会に、日本と太平洋島しょ国・地域との関係を更なる高みに引き上げ、未来に向け共に歩む決意を新たにしたいと思います。
 日本は長年培ってきた「キズナ」を土台に、共通の課題に取り組むとともに、地域の一体性、さらには、それを体現するPIF(太平洋諸島フォーラム)の2050年戦略を強力に支持いたします。
 今回のサミットで、2050年戦略に定められる7分野を今後3年間の重点協力分野とすることに決めたのも、この考えによるものです。
 本日は、共同議長を務めるクック諸島のブラウン首相を始めとした各国及び地域の首脳の皆様と共に、有意義な議論ができることを楽しみにしております。」

 また、閉会セッションの挨拶で次のように述べました。

「日本の大切な友人である太平洋島しょ国・地域の皆様と有意義な議論ができましたこと、心から感謝申し上げます。
 本日、我々は、太平洋島しょ国・地域自身が策定した2050年戦略に一致する7分野をPALM10の重点協力分野に設定し、共有する将来ビジョンの実現に向けて、共に歩むことを確認しました。
 会合後、太平洋島しょ国・地域との間で合意に至った首脳宣言及び共同行動計画を発表するとともに、共同記者発表では、我々がなぜ共に歩み、どこに向かって共に歩み、どのようにして共に歩んでいくのかということを、会合の成果とともに発表したいと思っています。
 最後に、共同議長であるブラウン首相を始め、今回のPALM10を実り多いものとするために御尽力いただいた各国・地域首脳の皆様に今一度感謝申し上げます。
 それでは、日本と太平洋島しょ国・地域との「キズナ」を更に強化していくことを決意し、PALM10の閉会の御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。」

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