知的財産戦略本部

更新日:令和6年6月4日 総理の一日

 令和6年6月4日、岸田総理は、総理大臣官邸で第53回知的財産戦略本部を開催しました。

 会議では、知的財産推進計画2024及び新たなクールジャパン戦略について議論が行われました。

 総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。

「本日、知的財産推進計画2024を決定いたしました。経済が、イノベーションを活性化し、国際競争力を強化していく上で、知的財産戦略は一層重要性を増しており、科学技術・イノベーション政策や経済安全保障政策等との連携も不可欠です。
 第1に、国際標準化に関する総合的な国家戦略を19年ぶりに刷新することとし、来年春をめどに策定します。経済安全保障や環境など重要性が高まっている領域において、産学官連携で戦略的に国際標準化を推進するとともに、それを支える人材の育成や支援機関の強化などを進めます。
 第2に、AI(人工知能)技術の進歩の促進と知的財産権の適切な保護の両立に向け、手引等を作成・公表し、AI事業者や権利者等の取組を促進します。
 第3に、人口当たりの博士号取得者数を、2040年に、2020年比で3倍とするとの目標を踏まえ、高度知財人材の戦略的育成、活躍に向けた取組を進めてまいります。
 また、新たなクールジャパン戦略を決定しました。これに基づき、2033年までに関連産業全体で50兆円の海外展開を目指し、コンテンツ産業の国際競争力の強化、インバウンド誘致、農林水産物・食品の輸出、地域の魅力発信等の横断的な取組を推進します。
 高市大臣を中心に、関係閣僚は、本日決定された推進計画及びクールジャパン戦略を速やかに実行に移すようお願いいたします。」

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