総合科学技術・イノベーション会議
令和6年6月3日、岸田総理は、総理大臣官邸で第73回総合科学技術・イノベーション会議を開催しました。
会議では、統合イノベーション戦略2024等について、議論が行われました。
総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。
「本日は、有識者議員の皆さんにも御参加いただき、統合イノベーション戦略2024を議論いたしました。次期科学技術・イノベーション基本計画を、令和の時代の科学技術創造立国の実現に向けた計画としていくための、第一歩となるものです。
新たな産業の芽となるフュージョンや量子等の重要技術について、ゲームチェンジャーとなり得るコア技術の開発を進めるとともに、他の戦略分野との融合による研究開発に取り組んでいきます。また、戦略分野において国際的ルールメイキングを主導し、経済安全保障との連携を強化していきます。
また、AI(人工知能)分野において、競争力強化と安全・安心の確保、そして国際的な連携を推進します。特に、安全については、AIセーフティ・インスティテュート(AISI)を本年2月に創設したところですが、今後のAI利用の加速を見据えて、更なる制度の在り方の検討を進めます。
グローバル・スタートアップ・キャンパス構想についても、林官房長官を議長とする統合イノベーション戦略推進会議の下で、構想の実現を加速していきます。
本日のデモンストレーションで実際に御紹介いただいたように、科学技術の力で、私たちの未来の生活はより豊かで便利なものとなっていきます。大阪・関西万博では、そういった未来社会のテクノロジーを、世界に向けて発信していく機会にしていきます。
統合イノベーション戦略2024を速やかに閣議決定の上、高市大臣を中心に、関係大臣が連携し、スピード感を持って政策を実行してください。」