日EU企業の水素連携に関する意見交換会
令和6年6月3日、岸田総理は、総理大臣官邸で日EU(欧州連合)企業の水素連携に関する意見交換会を行いました。
総理は、本日の意見交換を踏まえ、次のように述べました。
「本日は、皆様、総理官邸までお越しいただきまして、誠にありがとうございます。日欧の水素分野のリーダーの皆様方から、具体的なビジネスのお話を伺い、着実に取組が進んでいることを実感させていただきました。
私の政権では、グリーン・トランスフォーメーション(GX)を掲げ、20兆円のGX経済移行債の発行、そして先月の水素社会推進法の制定と、一つ一つ形にしてきました。これを受けて、水素分野での国内投資の動きも活発となっており、本日お集まりいただきました皆様だけでも、水素分野において、今後4兆円もの国内投資、そして融資の表明がありました。大変心強く思っております。
EUのシムソン委員と、そして齋藤大臣からは、水素分野で、ビジネスマッチングのプラットフォーム設立、そして日欧共同での水素サプライチェーン構築支援、いわゆる水素銀行構想の推進、そして規格調和などの協力を具体的に進めていくことについて、報告がありました。
また、太陽光などのクリーンエネルギー技術の特定国への過度の依存といった課題に対応し、クリーンエネルギーのサプライチェーン強靱(きょうじん)化に向けた、日欧の政策協調の新たな枠組み設置についても、報告がありました。
EUを始めとした同志国、そしてお集まりの意欲的な企業の皆様と手を携えて、透明、かつ強靱なサプライチェーンを構築し、世界のクリーンエネルギー市場をリードしていきたいと思っています。本日は誠にありがとうございました。」