情報保全諮問会議

更新日:令和6年5月15日 総理の一日

 令和6年5月15日、岸田総理は、総理大臣官邸で第13回情報保全諮問会議を開催しました。

 会議では、国会報告案に関する事務局からの説明等が行われました。

 総理は、挨拶で次のように述べました。

「本日は、第13回情報保全諮問会議、老川座長を始め、構成員の皆様方には、大変お忙しい中、御出席いただきまして、誠にありがとうございます。
 特定秘密保護法の成立から10年がたちました。戦後最も厳しく複雑な安全保障環境の下、平和な暮らしを守り抜くためには、情報と、その保全が極めて重要です。
 この間、法が適正に運用され、関係国との間で質の高い情報交換が行えるようになったことは、有識者の皆様の御指導の賜物(たまもの)であり、厚く御礼申し上げます。
 一方で、あってはならないことですが、防衛省で2件の情報漏えい事案が発覚いたしました。一昨年にOB隊員への漏えいが明らかとなったばかりであり、積み上げてきた信頼を損なうゆゆしき事態です。防衛省のみならず全ての関係省庁において、再発の防止と、適正な運用を徹底してまいります。
 特定秘密保護法は、独立公文書管理監による検証・監察、衆・参両院による調査、そして有識者の皆様による御指導という重層的なチェック体制の下、細心の注意を払って運用していくべきものです。本日の議題となる国会報告も、国会と国民に運用状況を詳細に伝えることで、透明性を向上させる重要な取組です。
 こうした趣旨に鑑み、本日、是非、忌憚(きたん)なき御意見を頂戴したいと存じております。どうぞよろしくお願い申し上げます。」

関連リンク

これまでの総理の一日