拉致被害者御家族等との面会
令和6年5月10日、岸田総理は、総理大臣官邸で拉致被害者御家族等と面会しました。
総理は、挨拶で次のように述べました。
「今日はおそろいで官邸に足を運んでいただきまして、誠にありがとうございます。そして、横田代表、飯塚事務局長におかれましては、本当にお忙しい中、私も精力的に訪米されましたこと、心から御努力に敬意を表していらっしゃいます。また議連の皆様方、救う会の皆様方、今年もこの家族会の皆様方とともに、訪米をされたことの御努力に、感謝を申し上げたいと思います。そして今、要望書をいただきました。今回、米国政府関係者、また議会関係者から面会をした手応えを感じた、こうした御報告をいただきました。しっかり受け止めさせていただきたいと思います。
私も先日、訪米をいたしました。その際には当然のことながら、日米首脳会談においても、この拉致問題が大きな重要な課題であるということでやりとりをし、そして我が国の取組について、バイデン大統領から理解を得たところであります。そして、力強い支持をいただいたということであり、共同記者会見の中においても、直接拉致問題に触れてバイデン大統領としての姿勢を示すといった場面もあったと記憶をしています。是非、今後とも米国の理解、協力を得ながら北朝鮮に対しての働きかけ、より一層力を入れていきたいと考えております。
繰り返しになりますが、この日朝の間で実りある関係を実現していくということ、これは両国にとっての利益であるだけではなくして、地域のさらには国際社会の平和と安定にとっても、大変重要な課題であるということ、拉致問題がひとときもゆるがせにできない人権問題であるという切実な思いとあわせて、こうした大きな課題であるということもしっかり訴えながら、国際社会とともに協力しながら首脳会談の実現に向けてハイレベルでの協議を続けていきたいと考えております。
いずれにせよこの問題、関係者が、そして日本国民が、そして国際社会が心を一つに取り組まなければならない課題であると認識をしております。是非、今後とも御協力をいただきお力添えを頂きますこと、私の立場から心からお願いを申し上げますので、よろしくお願いいたします。」