性犯罪・性暴力対策強化のための関係府省会議・こどもの性的搾取等に係る対策に関する関係府省連絡会議合同会議
令和6年4月25日、岸田総理は、総理大臣官邸で第10回性犯罪・性暴力対策強化のための関係府省会議・第15回こどもの性的搾取等に係る対策に関する関係府省連絡会議合同会議に出席しました。
会議では、こども性暴力防止対策について議論が行われました。
総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。
「子供が性暴力に遭う事件が後を絶ちません。子供への性暴力防止に向けた取組は待ったなしです。
こうした状況を踏まえ、先般、政府においては、こども性暴力防止法案を閣議決定し、国会に提出したところです。
同法案は、子供たちを性暴力から守るための重要な対策の一つとして位置付けられているものであり、この法案を起点として、社会全体として、子供たちを性暴力から守る社会的意識を高めていくことが重要です。
現場からも大きな期待が寄せられており、政府としても、今国会中の早期成立を目指し、最大限努力をしてまいります。
また、子供への性暴力を防止していくためには、こども性暴力防止法案に加え、関係省庁において連携して、総合的な対策を進めていくことが必要です。
このため、今回、加藤大臣の下で、子供・若者の性被害防止に向けて、加害を防止する取組、相談・被害申告をしやすくする取組、被害者支援の取組、性嗜好(しこう)障害などの治療や加害者更生に関する取組、といった四つの柱からなる、関係省庁で取り組むべき総合的な対策を新たに取りまとめていただきました。
関係省庁におかれては、これに基づき、更に取組を進めていただくようお願いいたします。
性犯罪・性暴力は重大な人権侵害であり、あってはならないことです。
子供たちを性暴力から守るため、政府一丸となって、早期に取り組むことができるものから対策を進め、子供たちが安心して生活を送ることができる環境整備に万全を期してください。以上です。」