自由民主党交通安全対策特別委員会危険運転致死傷罪のあり方検討PTによる提言申入れ

更新日:令和5年12月20日 総理の一日

 令和5年12月20日、岸田総理は、総理大臣官邸で自由民主党の交通安全対策特別委員会危険運転致死傷罪のあり方検討PT(プロジェクトチーム)による提言申入れを受けました。

 総理は、次のように述べました。

「まず、初めに、大切な御家族を突然、危険な運転によって失われた波多野さん、大西さん、お二人に改めてお悔やみ申し上げ、そして、お見舞いを申し上げます。
 危険な、そして悪質な運転によって、尊い命が失われる、あるいは危険にさらされる、こんなことはあってはならないわけでありまして、こうした事犯に対して、厳しく対処する、これは当然のことだと思います。
 今、お話がありましたように党の特別委員会において、この問題に取り組んでこられた、今日来ていただきましたメンバーの先生方において、この問題における課題ですとか、検討の方向性を示していただいたということで、これは感謝を申し上げなければならないと思いますし、波多野さん、大西さん、お二人におかれては、本当に突然大切な家族を失われた、悲痛な経験をされたにもかかわらず、法の問題点、あるいは法の適用の問題点、こうしたものを指摘されて、活動を続けてこられた、このことには心から敬意を表し申し上げたいと思います。
 お話を伺って、個別の裁判の当否について私の立場から何か言うのは当然控えなければなりませんが、しかし、法律の内容とか運用が多くの国民の皆様にとって、理解される、納得が得られるものでなければならない、これは御指摘のとおりだと思いますし、こうした悲痛な経験をされる方、一件でも一人でも減らしていきたい、こういった思いは、私も思いを共有させていただきます。
 そして、御指摘の危険運転致死傷罪でありますが、これについては提言しっかりと受け止めさせていただきまして、所管は法務省でありますが、法務省において直ちにこの検討を開始させたいと思います。適切に対応すべく検討を開始させます。是非、そういった取組に対しましても、御家族の皆様におかれましても引き続き状況を見て、的確な御指摘をいただければと思います。
 どうぞよろしくお願いいたします。」

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