持続可能な開発目標(SDGs)推進本部会合
令和5年12月19日、岸田総理は、総理大臣官邸で第14回持続可能な開発目標(SDGs)推進本部会合を開催しました。
会議では、SDGs実施指針改定及び第7回ジャパンSDGsアワード受賞団体について議論が行われました。
総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。
「本年はSDGs達成に向けた中間年ですが、その達成に向けた進捗には大幅な遅れが生じています。
こうした中で、今、改めて、誰一人取り残さないというSDGsの原点に立ち返り、人間の尊厳が守られる世界を実現すべく、我が国を含む国際社会全体で、SDGs達成に向けた努力を加速していく必要があります。
こうした考えの下、5月のG7広島サミットでは、SDGs達成に向けたG7の決意を再確認し、また、9月にニューヨークで開催されたSDGサミットにおいても、国際社会のSDGs達成に向けた取組を力強く牽引(けんいん)していくとの決意を、私から述べたところです。
こうした国内外の情勢を踏まえ、本日、SDGs推進の中長期的な国家戦略である、SDGs実施指針を2019年以来、4年ぶりに改定いたしました。
本指針では、新しい資本主義の下、人への投資やGX(グリーン・トランスフォーメーション)・DX(デジタル・トランスフォーメーション)の推進を通じて、持続可能な経済・社会システムを構築するという決意を示しております。
また、誰一人取り残さない包摂社会を実現することも重要です。SDGsを推進する上で、人権の尊重とジェンダー平等が全ての目標において横断的に実現されなければなりません。
新しい実施指針の下でも、引き続き、国内外の全てのステークホルダーとの連携・協働を強化していきます。
関係閣僚におかれては、本指針を着実に履行し、国内外での取組を力強く推進していくよう、よろしくお願いいたします。私自身、来年以降もしっかりとリーダーシップを発揮してまいります。」