未来をつくる こどもまんなかアワード表彰式
令和5年11月27日、岸田総理は、総理大臣官邸で第1回未来をつくる こどもまんなかアワード表彰式を行いました。
総理は、挨拶で次のように述べました。
「この度、受賞された皆様方に心からお祝い申し上げます。
今年度は、こども基本法が施行され、こどもまんなか社会の実現に向け、こども家庭庁を新たに創設した、こども政策の元年と言って良い年です。これを記念し、従来の二つの表彰を統合し、コンセプト等も含め、装い新たに、未来をつくる こどもまんなかアワードを創設いたしました。
私たちは、全ての子供・若者が、健やかに成長することができ、心身の状況や置かれている環境等にかかわらず、ひとしく権利の擁護が図られ、将来にわたって幸せな状態で生活を送ることができる社会を目指していかなければなりません。
今回受賞された、全国こども福祉センターは、子供・若者自身が、生きづらさを抱えて居場所を求める子供・若者に声をかけ、仲間とつながりを得る中で、支援を受けた若者が、支援する側に回っていくという循環を10年間にわたって続けてこられました。
また、ケアラーアクションネットワーク協会は、ヤングケアラー当事者であった皆さんが、社会がヤングケアラーに対する理解を深め、また、当事者の方々が気付きと支えを得る啓発・ピアサポート活動等に尽力してこられました。
両団体は、子供・若者一人一人に寄り添い、支えていくための力強い支援者であると考え、本日ここに表彰させていただくことといたしました。今後、この表彰を通じて、皆さんの素晴らしい取組を全国に伝え、こどもまんなか社会の実現のための支援の輪、広げていきたいと考えています。
皆様が引き続き、全国のロールモデルとして、我が国の子供・若者のために御活躍されますことを心より期待し、私の祝辞とさせていただきます。本日は誠におめでとうございます。」