全国町村長大会
令和5年11月15日、岸田総理は、都内で開催された全国町村長大会に出席しました。
岸田総理は、挨拶で次のように述べました。
「内閣総理大臣の岸田文雄でございます。本日は全国町村長大会がこうして盛大に開催されますこと、心よりお慶(よろこ)び申し上げます。町村長の皆様方におかれましては、日頃から地域社会の発展、そして住民福祉の向上に取り組んでいただいておりますことに、心から感謝申し上げます。
先般、策定しましたデフレ完全脱却のための総合経済対策は、賃上げの原資となる企業の稼ぐ力を強化する供給力の強化を最も重要な柱とするとともに、国民の可処分所得を下支えする施策も盛り込み、所得税・住民税の定額減税や賃上げ促進税制の強化、人口減少・人手不足に対応するデジタル技術等を活用した各種の制度・規制改革など、予算措置のみならず、税制や規制・制度改革を総動員する、こうした思い切った内容となっております。今後、補正予算のできる限り早期の成立を目指しますが、対策に盛り込まれた各施策を一刻も早く国民の皆様にお届けすることが何よりも重要であり、速やかな執行に全力を尽くしてまいります。町村長の皆様の御協力が不可欠であります。引き続き、よろしくお願い申し上げます。
また、少子化は、我が国の社会経済全体に関わる問題であり、先送りできない待ったなしの課題です。本年6月に、こども未来戦略方針を策定し、今後の集中的な取組として、妊娠期から切れ目なく子育て世帯を支える加速化プランをお示ししました。法制的な検討が必要なものについては、年末に向けて制度の具体化を進めてまいりますが、引き続き、皆様との連携を密にしてまいります。
マイナンバーに関しては、総点検に御協力いただき、誠にありがとうございます。12月上旬に点検結果を取りまとめ、再発防止を徹底した上で、国民が安心してデジタル社会に移行できるよう、引き続き連携した取組をお願い申し上げます。
今後とも、町村長の皆様方の御意見に耳を傾け、より連携し、政策を一つ一つ果断に、そして丁寧に進めてまいります。
結びに、全国町村会の皆様のますますの御発展、そして御列席の皆様方の御健勝を心からお祈り申し上げて、本日の御挨拶とさせていただきます。改めて本日は、誠におめでとうございます。」