グローバルサウス諸国との連携強化推進会議

更新日:令和5年10月17日 総理の一日

 令和5年10月17日、岸田総理は、総理大臣官邸で第1回グローバルサウス諸国との連携強化推進会議に出席しました。

 会議では、「グローバルサウス」との連携強化について議論が行われました。

 総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。

「国際社会は、今、歴史の転換点にあり、世界の一体化を目指してきた流れとは異なる動きも生じています。そうした中、協調に向けた世界を目指すため、本年3月に私がインドを訪問した際には、自由で開かれたインド太平洋(FOIP)のための新たなプランを発表いたしました。また、5月のG7広島サミットにおいては、いわゆるグローバルサウスとの関係強化を図りました。
 今後、我が国として同志国との連携に加え、グローバルサウスと呼ばれる新興国、途上国との連携を強化し、それらの国々をパートナーとしていくことが、我が国の経済安全保障面を含めた国益にかなうとともに、国際社会における分断と対立の動きを協調へと導くものと考えています。
 グローバルサウスとの連携に当たっては、安定的な国際秩序を作るとともに、官民が連携したフラッグシップとなるべきプロジェクトを組成し、双方の国々が裨益(ひえき)する仕組みとしてまいります。
 具体的には、我が国外交の重要なツールの一つである、ODA(政府開発援助)を効果的戦略的に活用するとともに、日本企業の現地展開を加速など、経済ビジネス活動の深化を進めてまいります。
 このため、グローバルサウス諸国との間で自由で開かれたインド太平洋(FOIP)のための新たなプランの具体化に向け、グローバルサウス諸国との産業協力策の強化、効果的・戦略的なODA活用等による脆弱(ぜいじゃく)な国々への支援と協力のための枠組みづくりを推進し、グローバルサウス諸国とともに繁栄を目指してまいります。
 こうした考え方の下、関係省庁が連携して対応することとし、早急に取り組むべき施策を経済対策に盛り込むとともに、今後、本会議を通じて議論を深化させ、来春をめどにグローバルサウス諸国との連携に向けた方針を取りまとめてください。以上です。」

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