安全安心なまちづくり関係功労者表彰式
令和5年10月12日、岸田総理は、総理大臣官邸で令和5年安全安心なまちづくり関係功労者表彰の表彰式を行いました。
総理は、挨拶で次のように述べました。
「安全安心なまちづくり関係功労者表彰に当たり、一言御挨拶申し上げます。
受賞者の皆様、本日は、誠におめでとうございます。
現在、我が国の治安は、指標の上では一定の改善が図られているところではありますが、高齢者を狙った特殊詐欺、子供が被害者となる児童虐待や性犯罪、サイバー空間の脅威の深刻化など、克服しなければならない課題がなお多く存在しています。また、社会が目まぐるしく変化する中で、犯罪をした者が孤立することなく、再び社会に立ち戻るための取組がますます重要となっています。防犯活動・再犯防止活動に従事する方の高齢化も大きな課題です。
本日、ここに表彰される皆様は、幅広い年代の方を巻き込んだ持続可能な取組の推進、サイバー空間での防犯意識の向上、多様な主体と連携したきめ細かなアプローチなど、全国の防犯活動・再犯防止活動の模範となる取組を進められました。
その多大な御貢献に対し、心より敬意と感謝を表します。
良好な治安は、様々な社会・経済活動の前提です。
政府といたしましても、全ての人が安全で安心な暮らしを実感できる、「世界一安全で安心な国、日本」を実現するため、皆様を始め、各地域で活動されている方々との連携を一層強固にしながら、各種対策に全力で取り組んでまいります。
結びに、皆様のますますの御健勝と御活躍を祈念いたしまして、私からの挨拶といたします。」