インボイス制度円滑実施推進に関する関係閣僚会議
令和5年9月29日、岸田総理は、総理大臣官邸で第1回インボイス制度円滑実施推進に関する関係閣僚会議に出席しました。
会議では、インボイス制度の円滑な導入・定着に向けた取組について議論が行われました。
総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。
「インボイス制度は、軽減税率の導入から4年の準備期間を経て、10月から開始されます。インボイス発行事業者の登録申請は順調に進んでいる一方、一部中小・小規模事業者の方から、取引上、不当な扱いを受けるのではないかといった不安の声も上がっています。
中小・小規模事業者は我が国経済にとって重要な役割を担っており、安心して事業に従事していただくための環境を整備していくことが大事です。このため事業者の立場に立って、税務執行上柔軟かつ丁寧に対応していくとともに、事業者の悩みを的確に把握し、きめ細かく取り組んでいくこととし、この会議において、制度の実施状況等をフォローアップして、一つ一つの課題にしっかりと対応してまいります。
各大臣においては、政府一丸となって、事業者の抱える不安を解消するとともに、これを取引環境の改善、取引のデジタル化や自動処理の推進につなげるよう、今後取りまとめる経済対策において、支援策を盛り込み、必要な支援を実施するよう取り組んでください。」