防災功労者内閣総理大臣表彰式

更新日:令和5年9月15日 総理の一日

 令和5年9月15日、岸田総理は、総理大臣官邸で令和5年防災功労者内閣総理大臣表彰式に出席しました。

 総理は、挨拶で次のように述べました。

「受賞者の皆様、本日は、誠におめでとうございます。心からお祝いを申し上げます。
 皆様は、我が国で発生した各種の災害に際し、住民の安全確保や人命救助、被害の軽減などに尽力され、また、防災思想の普及や防災体制の整備に尽くされました。
 これまでの皆様の御貢献、御労苦に対し、心から敬意を表しますとともに、深く感謝を申し上げます。
 昨年は、7月から8月にかけて、北陸、東北地方を始めとする広範な地域において記録的な大雨が見られたほか、9月には、相次ぐ台風により九州を中心とする西日本や静岡県に大きな被害がもたらされるなど、大規模な災害が立て続けに発生をいたしました。
 本日の受賞者の中には、これらの災害で人命救助等に貢献された方々も多数いらっしゃいます。
 今年も、石川県能登地方を震源とする震度6強の地震が5月に発生したほか、6月以降は、梅雨前線による大雨や台風が相次いで発生するなど、列島各地で災害が頻発しているところです。
今年は、関東大震災の発生から100年となる節目の年であります。様々な災害のリスクに直面する私たちは、過去の災害から得られた教訓を今後の対策に十分にいかし、災害に遭う方を一人でも少なくしていくことが必要です。
 政府においても、災害対策に万全を期していく決意ですが、災害への対応は防災に関わる様々な立場の方の知恵や力が結集して、初めて奏功するものでありますので、皆様におかれましては、引き続き、それぞれの分野において、ますます御活躍され、災害に強い国づくりに御尽力いただきますよう、お願い申し上げます。
 終わりに、皆様方の献身的な御貢献に、改めて感謝を申し上げ、私からの御挨拶とさせていただきます。
 本日は誠におめでとうございました。」

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