こどもまんなかアクションキックオフイベント
令和5年7月22日、岸田総理は、都内で開催されたこどもまんなかアクションキックオフイベントに出席しました。
総理は、総括として次のように述べました。
「皆さん、今日はありがとうございました。子育てに関わっている皆さんから大変リアルな話を聞かせていただきました。熊本博物館そしてJリーグの取組も報告いただきました。そして、ただ今、全国の皆さんからのメッセージも聞かせていただきました。改めて子供と共に過ごす時間が、私たちにとって、いかにかけがえのないものなのか、こんなことを強く感じさせてもらいました。私たちの国の少子化、子供の数が少ないという問題については、これは社会構造、あるいは人々の意識に関わる部分も多くあるということを、前々から訴えさせていただいてきました。様々な給付を行うとか、それから保育の制度を充実させるとか、こういった政策、もちろん大事ですが、こういった政策を皆さんに気兼ねなく利用してもらったり、活用してもらうためにも、社会も変わっていかなければならないということなんだと思います。
今日、このキックオフイベントということで、こどもまんなかアクションをスタートさせていただきますが、これを機に子育てに優しい社会の輪が全国に広がっていく。こういったことを期待したいと思っています。政府においては、先月、この小倉大臣にも頑張ってもらって、「こども未来戦略方針」というのを取りまとめました。妊娠から出産、そして子供たちが育ち上がるまで、その時々の困りごとに対応した支援ができるよう、児童手当を始めとした経済的支援の拡充。これはもちろんですが、併せて育休制度の抜本的拡充など、共育ての応援ですとか、あるいは住宅支援、また授業料の減免の拡充など、こうした総合的な取組を進めていきたいと思っています。しかし、それにつけても、そういった取組を進めるに当たっても、是非子育て当事者の皆さんの声を、これからも丁寧に聞かせていただきながら、強い気持ちを持って、そして是非スピード感を持って、こうした取組を進めていきたいと思っていますので、多くの皆さんの御理解と御協力をお願い申し上げます。
改めて今日は、こうしたこのキックオフイベント、皆さんの御協力によって終えることができましたことを感謝申し上げます。そして、これからもよろしくお願いします。ありがとうございました。」