都道府県議会議長との懇談会
令和5年7月20日、岸田総理は、総理大臣官邸で都道府県議会議長との懇談会を開催しました。
総理は、挨拶で次のように述べました。
「本日は、各地域で、住民福祉の向上に御尽力されておられます都道府県議会議長会の皆様方から、直接御意見を伺う機会を持つことができましたこと、大変うれしく思っております。この機会に皆様とともに取り組んでまいりたいことについて申し上げさせていただきたいと存じます。
まず、5類感染症に移行した新型コロナについては、ウイルスとの戦いに最大限の努力をしてくださった皆様方に、改めて厚く御礼申し上げます。
引き続き、万全の備えをしながら、皆様方とともに経済再生に向けて取り組んでいきたいと考えております。
次に、マイナンバーカードですが、一連の紐(ひも)つけ誤りを重く受け止め、政府一丸となって、総点検、再発防止、国民の不安払拭のための丁寧な対応を強力に推進することとしております。
総点検については、政府内にマイナンバー情報総点検本部を立ち上げ、総点検を実施いたします。本年秋までをめどに行うこととしておりますが、自治体等の負担にも留意しながら、進めてまいります。
各都道府県においても、国と連携して必要な対策にしっかりと取り組んでいただきたいと考えております。
なお、議長会の皆様から御提案いただいてきた、地方議会の位置付け等の明確化については、本年4月、改正地方自治法が成立いたしました。今後、地方議会の活性化策が各地域で展開されることを期待しております。
その他、少子化対策など我が国は様々な課題に直面しておりますが、現場の声を伺いながら、皆様とともに一つ一つの課題に正面から向き合ってまいりたいと考えております。
本日の懇談会においても、忌憚(きたん)のない御意見を頂戴できれば幸いであります。どうぞよろしくお願い申し上げます。」