安全功労者内閣総理大臣表彰 表彰式
令和5年7月3日、岸田総理は、総理大臣官邸で令和5年安全功労者内閣総理大臣表彰の表彰式を行いました。
総理は、表彰状を授与した後、挨拶で次のように述べました。
「本日は安全功労者の受賞、誠におめでとうございます。
7月1日は、「国民安全の日」です。事故や災害を防止するためには、国民一人一人が、生活のあらゆる面で安全に配慮し、心掛けていくことが大切です。
皆様は、高齢者や児童の交通事故の防止、海上交通の安全確保、学校での安全教育、労働災害の防止及び産業安全の向上、地域の火災予防などに、長年にわたり、率先して取り組んでこられました。皆様のこれまでの御尽力に心より感謝申し上げるとともに、皆様の活動を支えていただいた御家族や多くの関係の皆様方に厚く御礼申し上げます。
近年、交通事故により亡くなられた方の数は減少傾向にありますが、子供が犠牲となる痛ましい事故が発生し、また、死亡事故に占める高齢者の割合が依然として高くなっているなど、交通事故情勢は依然として厳しい状況にあります。船舶事故、海難人身事故も後を絶ちません。また、火災、労働災害、学校での事故などによっても、多くのかけがえのない命が失われています。
こうした事件、事故を少しでも減らしていくためには、私たち一人一人が、安全への配慮を常に心掛けていかなければなりません。
政府としましても、各界各層と連携しながら、様々な安全施策を強力に推進してまいりたいと考えております。
皆様方におかれましても、引き続き、安全のための啓発を始め、それぞれの分野の活動に取り組んでいただき、なお一層の御尽力を賜りますよう心からお願いいたしまして、お祝いの言葉とさせていただきます。」