犯罪対策閣僚会議

更新日:令和5年6月16日 総理の一日

 令和5年6月16日、岸田総理は、総理大臣官邸で第38回犯罪対策閣僚会議を開催しました。

 会議では、SNSで実行犯を募集する手口による強盗や特殊詐欺事案に関する緊急対策プランの進捗状況について議論が行われました。

 総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。

「SNSを使って実行犯を募集する手口による、闇バイト強盗や特殊詐欺が発生しています。政府は、本年3月、犯罪対策閣僚会議において緊急対策プランを策定し、各種対策を全力で推進してきました。本日の会議では、この3か月間、プランに基づく取組が着実に進んでいることを確認いたしました。

 しかしながら、強盗・特殊詐欺の認知件数は、昨年を上回るペースで推移しており、国民の皆様からは、この種の犯罪の被害に遭うのではないかという不安の声が、今なお聞かれます。そのような不安や心配を解消していくために、政府が一丸となって、取組を加速させる必要があります。

 具体的には、安易に闇バイトに加担すると重大な結果を招くことを周知するため、青少年への広報・啓発を推進するとともに、実行犯を検挙し、厳正に対処することにより、実行犯を生まないための対策を強化することが必要です。
 谷国家公安委員長にあっては、警察において徹底した取締りが行われるよう指導をお願いいたします。
 また、関係閣僚にあっては、青少年が犯罪に加担することを防止するための対策を加速させるとともに、高齢者等が被害に遭わないよう、きめ細やかな防犯指導を行うなど、高齢者等に寄り添い、守る対策も引き続きお願いいたします。

 さらに、犯行ツールへの対策も不可欠です。
 松本総務大臣を始め関係閣僚にあっては、関係業界と速やかに調整し、各種契約等の本人確認の義務化や本人確認に際してのマイナンバーカードの活用を推進するなど、携帯電話等の悪用防止に向けた対策の加速をお願いいたします。

 良好な治安を確保し、国民の皆様の安全・安心な暮らしを守り抜くことは、政府最大の責務です。
 各閣僚にあっては、国民生活の基盤である安全・安心な日本を守り抜くため、強い決意を持って、プランに基づく取組を徹底するようお願いいたします。」

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