デジタル田園都市国家構想実現会議
令和5年6月2日、岸田総理は、総理大臣官邸で第13回デジタル田園都市国家構想実現会議を開催しました。
会議では、当面の重点検討課題(案)について議論が行われました。
総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。
「本日も、有識者委員の皆様方から活発な御意見を頂きました。
デジタル田園都市国家構想の実現のためには、デジタルインフラの整備とともに、デジタル技術を用いて暮らしに必要なサービスが提供されるリアルな環境を整備していく、デジタルとリアルの融合の観点が重要です。
経済産業大臣と国土交通大臣は、それぞれ関係大臣と連携し、本会議の下に、デジタルライフライン全国総合整備計画を策定するための会議と、交通のリ・デザインと地域の社会的課題解決を一体的に推進するための会議を、それぞれ設置してください。
あわせて、総務大臣は、農林水産大臣など関係大臣と連携し、スマート農林水産業を含む各地域のデジタル実装のニーズに即して、5G、光ファイバ等のデジタルインフラの全国整備を重点的に進めてください。
さらに、普及が進んだマイナンバーカードの利活用を含め、医療・健康・子育て、公共交通、教育等の優良事例の横展開を進めていくことが重要です。
デジタル大臣、岡田担当大臣は、関係大臣と連携して、サービスやシステムのカタログ化と、それに基づく地方への支援を実施してください。
また、文部科学大臣は、地域の魅力ある文化資源をデジタルの力を用いて、地域活性化に積極的に活用していくこととし、世界遺産の候補の掘り起こし、磨き上げの取組を進めてください。
これらを含め、本日、岡田担当大臣から報告のあった当面の重点検討課題に基づき、有識者委員の皆様の御貢献を引き続き賜りながら、政府一丸で、デジタル田園都市国家構想の実現に向けて取組を進めていただきますようお願いいたします。」