観光立国推進閣僚会議
令和5年5月30日、岸田総理は、総理大臣官邸で第20回観光立国推進閣僚会議を開催しました。
会議では、新時代のインバウンド拡大アクションプラン(案)について議論が行われました。
総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。
「本年3月に新たな観光立国推進基本計画で閣議決定した数値目標の実施を確かなものとし、観光需要を効果的・持続的に根付かせるため、観光の視野を広げ、ビジネスや教育・研究、文化芸術・スポーツといった、広い分野で、インバウンド拡大の取組を深化させていきます。
コロナ禍によって一旦、世界中の交流が止まり、ビジネスや学術の分野における国際交流の回復が遅れています。このため、日本を舞台とした国際交流を回復、そして、拡大させることを目指して、ビジネス分野において、国際会議の開催件数を2030年までに世界5位以内とすること、また、国際展示会・見本市の外国人参加者数を2025年までにコロナ前より2割増加させること。教育・研究分野では、海外からの研究者の受入れ数について、2025年までにコロナ前より2割増加させること。文化芸術分野では、国際的なアートフェアの誘致等により、2025年までにグローバル・セブンに食い込むこと。
これらの新たな目標の達成に向けて取り組んでいくこととします。
今回のアクションプランを実行していくことで、日本におけるビジネス交流の拡大や国際頭脳循環の確立、さらに、我が国の文化芸術やスポーツの国際産業化を図り、国際的な人的交流の促進を通じた、新時代のインバウンド拡大を目指します。
このため、各大臣がそれぞれの立場から力を尽くすとともに、フォローアップを行い、進捗の点検と取組の一層の充実・強化を進め、目標達成に向け、政府一体・官民一体となって取り組んでください。」