中央防災会議
令和5年5月30日、岸田総理は、総理大臣官邸で第43回中央防災会議を開催しました。
会議では、防災基本計画の修正等について議論が行われました。
総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。
「本日はお忙しい中、中央防災会議にお集まりいただき感謝申し上げます。
この1年間を振り返っただけでも、昨年7月から8月にかけての大雨や、台風第14号・第15号、年末年始の大雪、5月の連休中の石川県能登地方を震源とする地震など、大きな自然災害が発生しています。また、今週は、台風2号の影響で、全国広い範囲で大雨が降る可能性があります。激甚化・頻発化する災害への対応は、先送りできない重要な課題です。
今回の防災基本計画の修正では、多様な主体と連携した被災者支援の実施や、昨年末に運用を開始した北海道・三陸沖後発地震注意情報の迅速かつ正確な情報伝達などを盛り込みました。
また、令和5年度総合防災訓練大綱を決定したところ、より実践的・効果的な訓練、デジタル技術を活用した訓練を行うとともに、訓練を通じた防災意識の定着に取り組んでまいります。
本年は、関東大震災から百年の節目の年に当たります。今一度、災害への備えに思いを新たにし、災害対策の一層の強化と国民一人一人の防災意識の向上に取り組まなければなりません。
各大臣におかれては、本日の決定事項に基づき、更なる防災・減災対策の充実・強化に努めていただくとともに、出水期に向けて、万全の体制を取っていただきますようお願いいたします。」