こども家庭庁発足式

更新日:令和5年4月3日 総理の一日

 令和5年4月3日、岸田総理は、こども家庭庁発足式に出席しました。

 総理は、挨拶で次のように述べました。

「それではまず今日は、参加してくれました皆さんに一言御挨拶を申し上げます。皆さん、こんにちは。内閣総理大臣の岸田文雄です。本日は、春休みの中、遠くからも御参加いただきました。本当にありがとうございます。
 4月1日に「こども家庭庁」、誕生しました。こどもに関する国の仕事のリーダーとなる新しい組織です。
 子供たちは、一人一人が大切な存在です。
 子供たちにとって、何がもっともよいことなのか。これを常に考えて、皆さんの健やかで幸せに成長できるような社会を実現する、そうした「こどもまんなか社会」の実現。これが、こども家庭庁の使命です。
 こどもまんなか社会の実現に向け、何よりも大切なのは、子供たちの意見を聴き、そして頂いた意見をしっかりと受け止め、そして実際に政策に反映させる。こうしたことだと思っています。
 皆さんの声を大切に、皆さんと一緒に考えながら政策をつくっていく。このことを、常に立ち返る大切な仕事の原点として、こども家庭庁の職員一人一人が心掛けていくこと、これをお約束したいと思います。どうぞよろしくお願いします。
 そして、こども家庭庁の職員の皆さんに一言御挨拶を申し上げます。こども家庭庁の職員においては、こども・子育て政策には様々な課題が山積していますが、だからこそ、現場を大切にし、子供たちや子育て中の方々の生の声を尊重していただくことを通じて、実際に必要とされ、そして効果のある取組を進めていただきたいと思います。
 さらに、こども家庭庁が国の職員だけではなくして、地方自治体や民間の方も含めた多様な人材で構成されている。このことを十分に活(い)かしていただき、職員の皆さんがよく連携して、幅広い視野で広がりのある取組を進めてもらいたいと思います。
 その上で、子育て当事者として、まずこども家庭庁の職員から率先して、共働き・共育てを実現し、子供と過ごす時間をつくってほしいと思っています。そのために育児休業の取得、特に男性の取得、これを推進する。勤務間インターバルを確保し、残業後の休息、これをしっかり取る。DX(デジタル・トランスフォーメーション)を推進し、テレワークあるいはペーパーレスを進める。こういった取組によって、柔軟で働きやすい環境づくりに努めていただきたいと思っています。
 こうした取組を通じて、本日誕生したこども家庭庁が、こども・子育てにやさしい社会づくりをリードしていくことを期待して、こども家庭庁発足に当たりましての私からの、皆さんへのメッセージとさせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。」

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