デジタル田園都市国家構想実現会議
令和5年3月31日、岸田総理は、総理大臣官邸で第12回デジタル田園都市国家構想実現会議を開催しました。
会議では、デジタル田園都市国家構想総合戦略の実行等について議論が行われました。
総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。
「本日も有識者委員の皆様から活発な御意見を頂き、感謝を申し上げます。明日からの令和5年度は、昨年末に策定した総合戦略を実行に移すとともに、幅広い分野に展開していきます。
まずは、地方からデジタル実装を進めます。モデル地域ビジョンや、デジタル田園都市国家構想交付金の採択は、47都道府県、全国津々浦々に広がりました。マイナンバーカードの申請総数も約9,600万件、人口の4分の3を超え、これに伴い、カードの利用サービスが着実に広がっています。
今後、この流れを更に加速するため、岡田大臣は、河野大臣を始め関係大臣と連携し、モデル地域ビジョンや優良事例の横展開など、重点的にフォローアップを行うとともに、交付金を始めとする支援ツールを総動員して、地方の取組を丁寧にサポートしてください。
さらに、デジタル実装の前提となる、インフラ整備や国土形成を強力に推進いたします。
西村大臣は、関係大臣と連携して、デジタルライフライン全国総合整備実現会議を設置し、ドローンや自動運転等の実装と面的整備を目指すデジタルライフライン全国総合整備計画を令和5年度中に、策定してください。そして、令和6年度にはドローン航路や自動運転支援道の設定を開始し、先行地域での実装を実現してください。
松本大臣は、GIGAスクール構想に資する通信環境の令和5年度中の全学校での整備、非地上系ネットワークの早期国内展開等を目指し、デジタル田園都市国家インフラ整備計画を改訂してください。
斉藤大臣は、この夏に策定する国土形成計画において、新時代に地域力をつなぐ国土の実現に向け、デジタルの活用により地域の利便性を高める地域生活圏の形成などを盛り込み、関係大臣と連携し、デジタル田園都市国家構想を国土形成に展開してください。
今後とも、有識者委員の皆様の御指導を賜りますとともに、政府一丸で、デジタル田園都市国家構想の実現に向けて取組を進めていただくようお願い申し上げます。」