経済財政諮問会議

更新日:令和5年3月30日 総理の一日

 令和5年3月30日、岸田総理は、総理大臣官邸で令和5年第3回経済財政諮問会議を開催しました。

 会議では、特別セッション(成長と分配の好循環の実現)が行われました。

 総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。

「本日は、諮問会議における2回目の特別セッションを開催し、成長と分配の好循環の実現を議題に、有識者の方々からの意見を伺いました。
 岸田内閣では、発足以来、新しい資本主義の実現を掲げ、成長と分配の好循環を推進してきました。本日の議論にもありましたが、先進各国ともに、安定的なエネルギー供給の確保、サプライチェーンの強化や気候変動対応などの課題に直面しており、こうした社会課題に、官民連携して投資を喚起する取組が大きな流れとなっています。
 この考え方は、新しい資本主義と軌を一にするものであり、来るG7サミットにおいても、新しい資本主義の重要性や、こうした取組への国際的な連携の必要性について議論を進めてまいります。さらに、G7での議論を受け、OECD(経済協力開発機構)などの国際機関において、各国が連携して取り組む政策対応の議論を深めていくべく、我が国として積極的に貢献してまいります。
 諮問会議の民間議員におかれては、国際連携につながるよう新しい資本主義のバックボーンを理論的に明らかにするとともに、有識者から提案があったように、指標の活用を通じて、成長と分配の好循環の成果と課題を見える化し、日本がそのリード役になれるよう、更に議論を進めてください。
 最後になりますが、本日、黒田日本銀行総裁におかれては、10年に及ぶ任期最後の経済財政諮問会議になると思います。改めて、デフレ脱却と持続的な経済成長の実現に向けた総裁の御尽力に心より感謝申し上げたいと思います。ありがとうございました。」

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