政府与党連絡会議
令和5年2月6日、岸田総理は、総理大臣官邸で政府与党連絡会議に出席しました。
総理は、冒頭の挨拶で次のように述べました。
「本年、岸田政権は、こども・子育て政策を最重要政策と位置付け、政策を前に進めてまいります。
こども・子育て政策は、最も有効な未来への投資です。個々の政策の内容や規模面はもちろんですが、これまで関与が薄いと指摘されてきた企業や男性、さらには地域社会、高齢者や独身も含めて、社会全体の意識を変え、こども・子育てを応援するような、次元の異なる少子化対策を実現したいと考えております。
検討に当たって、何よりも優先されるべきは、当事者の声です。先週4日には、石川県・福井県を訪問し、私自身、こども・子育ての当事者の方々の意見をお伺いしてまいりました。
今後もこうした声に耳を傾けながら、まずは、こども政策担当大臣の下、こども・子育て政策として充実する内容を具体化し、与党の協力を得ながら、6月の骨太方針までに、将来的なこども・子育て予算倍増に向けた大枠を取りまとめてまいります。
新型コロナに関して、まず、足下の感染状況については、感染防止対策や医療体制の確保に努め、いわゆる第8波を乗り越えるべく、全力を尽くしてまいります。
その上で、新型コロナの感染症法上の位置付けについては、特段の事情が生じない限り、5月8日から、新型インフルエンザ等感染症から外し、5類感染症とすることを決定いたしました。具体的な内容の検討・調整を進め、3月上旬に具体的な方針をお示しします。
こうした点も含め、国民の皆様に、今回の感染症法上の位置付けの変更の考え方や内容をしっかりと御説明し、御理解と御協力を得ながら、円滑に平時の日本を取り戻していけるよう、万全の準備を進めてまいります。
また、先般の総理秘書官の発言については、全く政府の方針と反しており、速やかに総理秘書官としての職務を解く判断を行いました。引き続き、多様性を尊重し包摂的な社会を実現していくという政府の方針について、丁寧に説明してまいります。政府のこうした方針について、国民に誤解を生じさせたことは遺憾であり、また、不快な思いをさせてしまった方々におわびを申し上げます。
国会においては、令和5年度予算の審議が進んでおり、今後、重要法案の審議も始まってまいります。
政府として、緊張感を持って審議に臨むとともに、丁寧な説明を尽くしてまいります。与党の皆様におかれましては、引き続き、御理解と御協力をお願い申し上げます。」