ものづくり日本大賞内閣総理大臣賞表彰式及び展示会
令和5年1月17日、岸田総理は、総理大臣官邸で第9回ものづくり日本大賞内閣総理大臣賞表彰式及び展示会に出席しました。
総理は、表彰式の挨拶で次のように述べました。
「ものづくり日本大賞の表彰式に当たり、受賞される皆様方に、心よりお祝いを申し上げます。
2005年に創設されたものづくり日本大賞は、今回で9回目を迎えます。本日も、全国各地から、すばらしい技術や技能を持った方々に、お集まりいただきました。日本のものづくりは、経済・文化の発展を土台から支える、世界に誇るべき力です。そのようなものづくりの現場の、最前線で御活躍されておられる皆様に、最大限の敬意を表します。
新しい資本主義では、社会課題の解決を成長のエンジンとし、持続可能な社会を作ることを目指しています。今回、受賞された皆様は、いずれも、優れたものづくりの力で、社会課題の解決に挑戦されておられます。
例えば、メディカロイド社の皆様が開発された、国内初となる遠隔手術支援ロボット『hinotori(ヒノトリ)』です。地方の外科医不足の解消や、次代の医師への技術の継承といった、医療現場が抱える課題を解決する切り札となりうるものです。
また、国内で初めて、スポーツ用義足を製作し、その普及にも貢献した臼井さん。御自身が設立されたコミュニティクラブからは、多くのパラリンピック選手が輩出されており、パラスポーツの発展においても、大きな役割を果たしておられます。
本日、受賞された皆様が、今後も日本社会をより良いものにするため、更なる革新への挑戦、そして、後進の育成などに御尽力いただきますことを期待しております。
政府としても、ものづくりのイノベーション、さらには、それによる社会課題解決に向け、大胆な投資と改革を進め、皆様の挑戦を全力でサポートしていきます。
最後に、日本のものづくりの発展と、皆様のますますの御活躍を祈念して、私からの挨拶とさせていただきます。
本日は、誠におめでとうございます。」