政府与党政策懇談会

更新日:令和4年12月23日 総理の一日

 令和4年12月23日、岸田総理は、総理大臣官邸で政府与党政策懇談会に出席しました。

 懇談会では、令和5年度予算について議論が行われました。

 総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。

「本日、令和5年度予算を取りまとめることができました。これまでの与党の皆様方の御協力に心から感謝申し上げます。
 令和5年度予算は、先般、成立した令和4年度第2次補正予算と併せて、日本が直面する歴史的な難局を乗り越え、我が国の未来を切り拓(ひら)くための予算です。
 外交・防衛については、与党の皆様に精力的に御議論いただきました防衛力整備計画の下で、裏付けとなる財源と併せ、その対象経費を27パーセント、契約ベースで156パーセント増加し、防衛力の抜本的な強化を進めてまいります。
 外交面においては、来年のG7広島サミットや日本ASEAN(東南アジア諸国連合)友好協力50周年等を見据え、機動的で力強い新時代リアリズム外交を展開するための予算を計上いたしました。
 こども政策については、出産育児一時金の過去最高の引上げ幅となる50万円への増額や、妊娠時から出産・子育てまで一貫した伴走型支援と経済的支援のパッケージの継続実施などの支援策を盛り込みました。来年4月に創設されるこども家庭庁を司令塔として、支援策をさらに強化してまいります。
 また、GX(グリーン・トランスフォーメーション)の実現に向けて、成長志向型カーボンプライシングによる20兆円の先行投資の枠組みを創設いたします。補正予算と併せて1.6兆円のGX投資を計上し、民間投資を力強く支援してまいります。
 このほか、リーマンショック後最高となる18.4兆円の地方交付税交付金を確保するとともに、デジタル田園都市国家構想の下で、自治体のデジタル実装の加速化や地方創生を支援してまいります。
 同時に、骨太の方針に基づき、歳出改革の取組を継続することで、防衛関係費の増額を達成しつつ、新規国債発行額の減額も実現するなど、メリハリの効いた予算となっています。
 年明けの国会において、本予算の速やかな成立を目指したいと思いますので、与党の皆様方の引き続きましての御協力をお願い申し上げます。」

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