総合海洋政策本部
令和4年12月23日、岸田総理は、総理大臣官邸で第19回総合海洋政策本部を開催しました。
会議では、総合海洋政策本部参与会議意見書及び第4期海洋基本計画の策定について議論が行われました。
総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。
「今般、総合海洋政策本部参与会議において、次期海洋基本計画の策定に向けて、意見書を取りまとめていただきました。
我が国周辺海域をめぐる情勢は、近年一層緊迫化しています。
また、カーボンニュートラルの実現等に向けた全世界的な動きにも、責任を持って対応していく必要があります。
意見書では、こうした2つの大きな流れを踏まえた御提言をいただきました。
意見書を受け、来年5月頃に策定する次期海洋基本計画では、総合的な海洋の安全保障と持続可能な海洋の構築、この2つの大きな柱を位置づけていきたいと思います。
そして、具体的には、海洋に関する国益の確保に必要な、抑止力・対処力及び海上法執行能力の強化、海洋資源開発や海洋科学技術の振興、これを進めます。また、洋上風力発電のEEZ(排他的経済水域)への拡大や、CCS(二酸化炭素回収・貯留)など、脱炭素社会の実現に向けた海洋の活用の取組を進めていきます。
次期海洋基本計画の策定に向け、海洋政策担当大臣を中心に、関係閣僚が連携して、政策の具体化を進めてください。」