GX実行会議

更新日:令和4年12月22日 総理の一日

 令和4年12月22日、岸田総理は、総理大臣官邸で第5回GX(グリーン・トランスフォーメーション)実行会議を開催しました。

 会議では、GX実現に向けた基本方針について議論が行われました。

 総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。

「本日は、GX実行会議の皆様に、GX実現に向けた基本方針を取りまとめていただきました。関係省庁の専門家会合、さらには、自民党のGX実行本部、公明党の総合エネルギー・経済産業合同会議等の議論を並行して積み上げるとともに、有識者の皆様に活発な御議論を頂き、今回取りまとめに至ったことに感謝申し上げます。
 政府としては、基本方針の具体化に向け、GX実現のための法案を次期通常国会に提出すべく、幅広く意見を聞くプロセスを進めていきます。GX担当大臣の下、関係省庁が連携し、準備を進めてください。
 GXは、経済社会全体の大変革であり、技術進歩や各国の取組次第で状況が変わります。米国は、巨額のエネルギー投資支援策を打ち出しました。EU(欧州連合)は炭素価格の国境調整措置について、先週合意いたしました。我が国も、150兆円超のGX投資を官民で実現していくため、国として、20兆円規模の大胆な先行投資支援を実行いたします。
 技術や各国の政策を踏まえ、機動的で柔軟な対応が必要です。各プロジェクトの進捗状況をレビューし、基本方針のバージョンアップを連続的に行っていきます。このGX実行会議では、政策の有効性の点検や、我が国に最適なGXとなっているかなど、大所高所から議論をお願いいたします。
 基本方針でも記載された、現在直面するエネルギー危機に対応した政策を加速していくためには、国民や地域の信頼を積み上げていく地道な取組も不可欠です。
 こうした観点から、高レベル放射性廃棄物の最終処分につながるよう、文献調査の実施地域の拡大を目指し、最終処分関係閣僚会議を拡充するなど、政府を挙げて、バックエンドの問題に取り組んでいきます。
 委員の皆様には、来年も引き続きよろしくお願い申し上げます。本日もありがとうございました。」

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