海上保安能力強化に関する関係閣僚会議
令和4年12月16日、岸田総理は、総理大臣官邸で海上保安能力強化に関する関係閣僚会議を開催しました。
会議では、海上保安能力強化について議論が行われました。
総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。
「我が国の領土、領海、領空を守り抜くことは、最優先の使命です。
我が国周辺海域を取り巻く情勢は緊迫度を増しており、海上保安庁の体制を一層強化し、自衛隊を始めとする国内外関係機関との連携を強化することが必要です。
新たな国家安全保障戦略等の策定にあわせ、これまでの体制強化を見直し、更なる能力強化を図る海上保安能力強化に関する方針を新たに決定いたしました。
これにより、大型巡視船等の大幅な増強を推進するとともに、関係機関との連携強化、基盤整備などを通じ、海上保安能力の強化を一層進めてまいります。
そのため、海上保安庁の当初予算について、令和9年度までに現在の水準である約0.2兆円からおおむね0.1兆円程度増額することといたします。
新方針を踏まえ、大型巡視船4隻の新規整備や無操縦者航空機の運用拡大などに直ちに着手いたします。
日本の海の安全を守り抜くため、海上保安庁はもちろん、関係省庁の持てる力を結集して、総合力を発揮していただきますよう、お願い申し上げます。」