男女共同参画会議
令和4年12月15日、岸田総理は、総理大臣官邸で第68回男女共同参画会議に出席しました。
会議では、新しい資本主義を見据えた男女共同参画・女性活躍の更なる推進等に向けた議論が行われました。
総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。
「本日は、新しい資本主義の中核である男女共同参画・女性活躍を今後更に推進していくためのキックオフとなる議論を行いました。
男女共同参画・女性活躍は、生産性の向上や革新的なビジネスの創出といった面のみならず、厚みのある中間層や力強い消費経済を実現するためにも、必須の取組です。
来年6月をめどとする女性版骨太の方針2023の策定、さらにはG7の開催も見据え、政府を挙げて、以下の3点に取り組みます。
第1に、女性の経済的自立に向けた取組を更に強化していきます。男女間賃金格差の是正、女性に多い非正規雇用労働者の待遇改善や正規化の促進、リスキリング、女性デジタル人材や女性起業家の育成、仕事と子育てを両立できる環境の整備など、あらゆる角度から取組を進めてまいります。
第2に、女性に対するあらゆる暴力の根絶に向けた取組を抜本強化いたします。女性が尊厳と誇りを持って生きられる社会の実現は、男女共同参画・女性活躍の大前提です。特に、配偶者暴力については、被害の深刻化や多様化が懸念されています。DV(ドメスティック・バイオレンス)対策の抜本強化に向け、配偶者暴力防止法の改正法案の早期の国会提出に向け、準備を加速いたします。
第3に、G7サミット及び各閣僚会合において、ジェンダーの視点を取り入れた議論を進めます。国際社会において、ジェンダー平等の観点をあらゆる政策や制度に反映するジェンダー主流化の重要性が共有される中、G7においても、こうした視点を取り入れ、更に発展させていきます。
小倉大臣を先頭に、関係閣僚においても、以上3点について、本日の議論を十分に踏まえ、積極的に取組の具体化を進めてください。」