ボーイスカウト日本連盟創立100周年記念式典
令和4年11月26日、天皇皇后両陛下御臨席の下、岸田総理は、都内で開催されたボーイスカウト日本連盟創立100周年記念式典に出席しました。
総理は、祝辞で次のように述べました。
「本日ここに、天皇皇后両陛下の御臨席を賜り、本記念式典が盛大に開催されますことを、心からお慶(よろこ)び申し上げます。
ボーイスカウト日本連盟は、大正11年に創立されて以降、昭和、平成、令和の長きにわたり、我が国の青少年の健全育成に努められ、記念すべき100周年を迎えられました。
これまでの活動に携わられた全ての関係者の皆様の御尽力に対し、深く敬意を表しますとともに、心から感謝申し上げます。
ボーイスカウトは、『クリエイティング・ベター・ワールド ~よりよい世界をつくる~』を世界共通のビジョンとして、様々な野外活動や社会貢献活動を通じて、自立心や協調性、リーダーシップを育む活動です。
地球温暖化、格差拡大、テロ・紛争など、我が国や世界が様々な社会課題に直面する中で、人々が協力し合い、それぞれの力を社会課題の解決に発揮していくことが必要です。ボーイスカウトが取り組んでいる環境問題、貧困問題、国際理解などへの活動は、正に、これからの時代においても求められているものであると思います。
政府としても、人への投資に重点的に取り組み、全ての人が生きがいを感じられる多様性のある社会の実現に向けて取り組んでまいります。
いつの時代も未来を切り拓(ひら)くのは若い世代です。
ボーイスカウトの活動を通じて、青少年が大きな夢や希望を抱き、社会を担うリーダーとして成長することを心より期待しております。
結びに、日本におけるボーイスカウト活動のますますの御発展と、本日御参加の皆様の御活躍を祈念いたしまして、お祝いの言葉といたします。」