政府与党連絡会議
令和4年11月7日、岸田総理は、総理大臣官邸で政府与党連絡会議に出席しました。
総理は、冒頭の挨拶で次のように述べました。
「先月28日に物価高克服・経済再生実現のための総合経済対策を策定しました。この総合経済対策は、世界的な物価高騰と景気減速という世界規模の経済下振れリスクに万全の備えをするとともに、物価高・円安への対応、構造的な賃上げ、成長のための投資と改革を重点分野として、日本経済を再生するためのものです。
与党の皆様には、精力的に御検討いただき、様々なレベルで協議を重ねることで、きめ細かく、かつ、力強い総合経済対策を取りまとめることができました。厚く御礼申し上げます。
明日、この総合経済対策の財源的裏付けとなる令和4年度第2次補正予算案の概算決定を行い、できる限り早期の提出と成立を目指します。この総合経済対策に盛り込まれた各施策を国民の皆様の手元に届け、国民生活と事業活動をしっかりと支えるため、全力を尽くします。引き続き、皆様方の御協力をお願いいたします。
外交に関しては、諸般の事情が許せば、今週11日から、ASEAN(東南アジア諸国連合)関連首脳会議、G20サミット及びAPEC(アジア太平洋経済協力)首脳会議に出席するため、カンボジア、インドネシア及びタイを訪問いたします。アジアや欧米などの多くの首脳が出席する中、主要国とのバイ会談等も行って、ウクライナを始めとする地域・国際情勢や、食料及びエネルギー安全保障、公正な貿易体制の維持・強化といった国際的な課題について議論を深め、日本の立場と取組を発信してまいります。
また、旧統一教会の問題については、宗教法人法に基づく報告徴収・質問権行使による事実把握・実態解明、被害者の救済、そして、立法による再発防止、この3点に全力で取り組んでまいります。
将来の被害防止・被害者救済のための与野党協議の議論が進むことを期待しており、政府としても、与党とよく連携し、準備ができた法案から臨時国会に提出してまいります。
臨時国会では、感染症法等の改正法案などについて審議が行われています。引き続き、与党両党と協調し、緊張感をもって対応してまいりますので、御理解と御協力をよろしくお願い申し上げます。」