高松宮殿下記念世界文化賞授賞式典・祝宴

更新日:令和4年10月19日 総理の一日

 令和4年10月19日、岸田総理は、常陸宮(ひたちのみや)妃殿下御臨席の下、都内で開催された高松宮(たかまつのみや)殿下記念世界文化賞第33回授賞式典の祝宴に出席しました。

 総理は、祝辞で次のように述べました。

「本日は、常陸宮妃殿下御臨席の下、第33回高松宮殿下記念世界文化賞授賞式が開催されますことを心からお慶(よろこ)び申し上げます。
 国際顧問の皆様方を始め、大勢の皆様方に日本にお越しいただきましたことを心から歓迎申し上げます。
 そして受賞者の皆様方におかれましては、国際理解の礎となる、すばらしい文化芸術を創造されました。受賞者の皆様方に心からお慶び申し上げます。
 この場において、安倍元総理のことを一言申し上げさせていただきます。安倍元総理は本来この賞の国際顧問の一人として参加するはずでありました。しかし、凶弾に倒れ、帰らぬ人となりました。3年ぶりの授賞式を彼と共に祝えなかったことを、大変残念に思っています。
   現在、我が国、そして、世界が、感染症危機や、エネルギー・食糧危機、気候変動、ロシアによるウクライナ侵攻など、世界的な深刻な問題に直面しています。しかし、立ちすくむのではなく、皆で協力しながら、挑戦し、新しい日本、そして世界を、共に創り上げていかなければなりません。
 1988年の創設以来、文化芸術の普及と発展への寄与によって国際理解の礎を築いてきた本文化賞は、このような難局において、ますます重要な意義を持つと考えます。
 すばらしい文化芸術は、それを通じて他者と共感し合い、人々の相互理解を促進し、ひいては世界平和の礎となるものと信じております。受賞者の皆様には、今後も御活躍されますことを心から御期待申し上げます。
 最後になりますが、今日ここにお集まりの世界各国から日本にお越しいただきました皆様方の今後ますますの御健勝と、そして御発展をお祈り申し上げて、私の御挨拶とさせていただきます。おめでとうございました。」

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