政府与党連絡会議
令和4年10月4日、岸田総理は、総理大臣官邸で政府与党連絡会議に出席しました。
総理は、冒頭の挨拶で次のように述べました。
「本日は、公明党が新しい体制になって初めての政府与党連絡会議となります。
引き続き、自民党・公明党の固い結束の下、日本を守り、我が国の未来を切り拓(ひら)くため、政策を、一つ一つ果断に、かつ丁寧に実行していきたいと思います。
まず、北朝鮮が本日、弾道ミサイルを発射し、我が国の上空を通過しました。これを受け、国家安全保障会議を開催しました。
我が国の安全保障にとって重大かつ差し迫った脅威であるとともに、地域及び国際社会の平和と安全を脅かすものであり、断じて容認できません。
情報収集・分析に全力を挙げるとともに、関係国と緊密に連携し、国民の安全と安心の確保に万全を期してまいります。
経済運営に関しては、足下の物価高騰など、経済情勢の変化に切れ目なく対応し、新しい資本主義を前に進めるため、総合経済対策を10月末をめどに策定します。
物価高・円安への対応、構造的な賃上げ、成長のための投資と改革の3つを重点分野とし、思い切った対策を策定していきたいと思います。
先週30日に、全閣僚に対して対策の柱立てを指示したところであり、今後、党首、幹事長、政調会長など様々なレベルで協議を重ね、与党の皆様と十分に連携しながら、具体的な施策の検討を進めてまいります。
また、先週27日に執り行った安倍元総理の国葬儀は、厳粛かつ心のこもったものとなりました。海外からお越しになった多数の参列者の方々から寄せられた弔意に対し、礼節をもって、丁寧にお応えすることができたと考えております。海外からの来賓を含め、4,183人の方に御参列いただき、また、2万5千人を超える一般の方々に献花を頂きました。
国葬儀の実施に際して国民の皆様から様々な御意見を頂いたことは真摯に受け止め、今後にいかしていきたいと考えております。
昨日、第210回臨時国会が開会し、明日から本格的な質疑が始まります。経済対策のための補正予算や重要法案の提出を予定しており、できる限り早く閣議決定できるよう準備を進めるとともに、国会審議に誠実に対応していきたいと考えております。
与党の皆様におかれましては、御理解と御協力をよろしくお願いいたします。」