復興推進会議

更新日:令和4年9月16日 総理の一日

 令和4年9月16日、岸田総理は、総理大臣官邸で第35回復興推進会議を開催しました。

 会議では、復興加速化への取組等について議論が行われました。

 総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。

「東日本大震災から11年半が経過し、復興は着実に進展していますが、その一方で、原子力災害からの復興・再生には、今後も中長期的な対応が必要です。
 特に、残された帰還困難区域の避難指示解除は、福島の本格的な復興・再生を実現するための重要な課題です。本年、葛尾(かつらお)村、大熊町、双葉町の特定復興再生拠点区域において避難指示が解除されました。こうした取組を一層強力に進めていくことが必要です。
 本日の会議では、福島国際研究教育機構、略称F-REIの立地場所について、福島県から提案のあった浪江町川添地区とすることを、政府として決定いたしました。
 今後、研究開発、産業化、人材育成等に係る機構設置の効果が、立地地域にとどまらず、広域的に波及するよう、福島県・市町村始め、大学その他の研究機関等と連携し、復興庁を中心に関係府省庁が協力し、取り組んでいただきたいと思います。
 いよいよ来年4月の新機構の設立に向けた本格的な準備に入ります。関係府省庁の全面的な参画を得つつ、設立に向けた人的体制の整備に万全を期すとともに、新機構の設立後の長期・安定的な運営を支える組織体制・財政基盤を構築するため、政府を挙げて取り組むこととします。
 明日、総理に就任以来7回目の福島訪問として、私自ら、本日決定した立地場所を視察することとします。あわせて、先日開庁した双葉町役場新庁舎と、ロボット分野の実証フィールドとして重要な福島ロボットテストフィールドを視察したいと思います。
 東北の復興なくして、日本の再生なし。
 引き続きこの強い決意の下、閣僚全員が復興大臣であるという意識で、被災地の復興に取り組んでください。」

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