政府与党連絡会議
令和4年9月14日、岸田総理は、総理大臣官邸で政府与党連絡会議に出席しました。
総理は、冒頭の挨拶で次のように述べました。
「本日は、第2次岸田政権が発足して初めての連絡会議となります。新型コロナ、物価高など、課題は山積しています。引き続き、政策断行を最優先として、自民党・公明党の固い結束の下、課題を一つずつ解決し、国民の皆様からの負託に応えていきたいと思います。
まず、新型コロナについては、先週8日、ウィズコロナの新たな段階への移行の全体像を決定し、療養の考え方の見直し、全国一律での全数報告の見直し、ワクチン接種の促進、陽性者の自宅療養期間の見直しなどについて、お示しいたしました。引き続き、国内外に蓄積した知見、専門家の意見を踏まえて、ウィズコロナの新たな段階への移行を進め、社会経済活動との両立を強化してまいります。
物価高については、食料品・エネルギー価格の上昇から国民生活や事業活動を守り抜くため、先週9日、足元の物価高騰に対する追加策を取りまとめました。まずは、予備費を活用して迅速に国民の皆様にお届けします。その上で、物価高騰など経済情勢の変化に切れ目なく対応しつつ、新しい資本主義を前に進め、国民の安心・安全を確保するため、総合経済対策を10月中に策定いたします。今後、与党の皆様とも連携しながら、策定作業を進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。
外交については、諸般の情勢が許せば、来週19日からニューヨークを訪問し、国連総会ハイレベルウィークに出席いたします。ロシアによるウクライナ侵略を始め、国連は試練のときを迎えており、国連がより大きな役割を果たせるよう、積極的に働きかけを行ってまいります。
故安倍晋三(しんぞう)国葬儀については、先週8日、衆議院及び参議院の議院運営委員会に出席し、国葬儀として実施する意義・根拠・費用等について、説明させていただきました。国葬儀の実施日まで残り2週間となり、先週より順次、案内状も発送しております。各国からの敬意と弔意に対し、日本国として礼節をもってお応えするため、国葬儀の実施に向けた準備に万全を期してまいります。
課題は多岐にわたりますが、与党の皆様の御理解と御協力を頂きますよう、よろしくお願い申し上げます。」