全世代型社会保障構築本部
令和4年5月17日、岸田総理は、総理大臣官邸で第2回全世代型社会保障構築本部を開催しました。
会議では、全世代型社会保障構築会議の議論の中間整理が行われました。
本日の中間整理を踏まえ、総理は次のように述べました。
「清家座長を始め、構成員の皆様におかれましては、中間整理を取りまとめていただき、誠にありがとうございました。
持続可能な経済及び社会保障制度を将来世代に伝えていくためには、社会保障の担い手を確保するとともに、男女が希望どおり働ける社会をつくる未来への投資が重要です。
このため、子育て・若者世代の所得引上げの取組の一環として、仕事か育児かの二者択一を迫られることなく、生活やキャリア形成に不安を抱かずに、男女ともに仕事と子育てを両立できる環境整備を進めてまいります。
また、働き方の多様化が進む中で、勤労者皆保険の実現に向けた取組を進め、働き方に中立的な社会保障制度を構築してまいります。
こうした取組を通じて、子育て・若者世代を始め、自らの望むライフスタイルを実現しながら活躍できる社会を構築いたします。
さらに、様々な困難を抱える方が、地域で安心して暮らせる地域共生社会づくりを推進いたします。
また、地域完結型の医療・介護サービス提供体制の構築に向けて、かかりつけ医機能が発揮される制度整備を行い、機能分化と連携を一層重視した国民目線での医療・介護提供体制改革を進めます。
中間整理を踏まえて、政府として足元の課題からスピード感を持って取り組んでいくとともに、中長期的な課題についても、具体的な改革事項を工程化してまいります。
今後、国民的な議論を進めながら、政策の具体化を進めてまいる所存ですので、各大臣においては引き続き御協力をお願いいたします。
構成員の皆様におかれましても、全世代型の社会保障の構築に向けて、引き続き忌憚(きたん)のない御意見を頂き、議論を深めていただきますよう、よろしくお願いいたします。」