経済財政諮問会議
令和4年5月16日、岸田総理は、総理大臣官邸で令和4年第6回経済財政諮問会議を開催しました。
会議では、マクロ経済運営(金融政策、物価等に関する集中審議)及び経済財政運営と改革の基本方針(骨子案)について議論が行われました。
総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。
「本日は、マクロ経済運営と骨太方針の骨子案について議論を行いました。
マクロ経済運営については、ウクライナ情勢の影響を含めて世界経済の不確実性が増している中、日本銀行とも意思疎通を密にして、臨機応変に万全の対応を行い、コロナ禍からの経済回復を確かなものとしていきます。
そのためにも、先般取りまとめた総合緊急対策を迅速に実行に移し、国民の皆様に速やかにお届けするとともに、今後の不測の事態に備えるために今国会での補正予算の速やかな成立を目指します。
骨太方針については、岸田内閣が目指す新しい資本主義の実現に向けた経済財政政策の基本的な方向性をしっかりと示し、そのために必要な取組や改革の全体像を的確にまとめたものとすることが重要です。
今回提示した骨子案では、具体的な柱として、人への投資、科学技術・イノベーション、スタートアップ、グリーン、デジタルへの投資を重点投資分野に位置付けました。
これらの分野に官と民が連携して計画的かつ重点的に取り組む方針を示すことで、社会課題の解決を経済成長のエンジンとしてまいります。
また、こうした政策の基盤となる持続可能な経済財政・社会保障制度の構築に向けた改革の方針を示します。
骨太方針がその名にふさわしく、政策の大きな方向性を国民や内外の市場に的確に示すものとなるよう、山際大臣におかれては、本日の議論を踏まえ、関係各省や与党と調整し、来月の取りまとめに向けて作業を進めてください。」