日本医師会赤ひげ大賞表彰式

更新日:令和4年5月12日 総理の一日

 令和4年5月12日、秋篠宮皇嗣同妃両殿下御臨席の下、岸田総理は、都内で開催された日本医師会赤ひげ大賞表彰式に出席しました。

 総理は、祝辞で次のように述べました。

「本日、栄えある日本医師会赤ひげ大賞及び赤ひげ功労賞を受賞された皆様、誠におめでとうございます。また、支えてこられた御家族の皆様にも心からお祝いを申し上げます。
 また、医療関係者の皆様方におかれましては、新型コロナとの闘いの最前線で、地域の医療体制を支えるため、大変な御尽力をいただいており、改めて、心から敬意と感謝を申し上げます。
 日本医師会赤ひげ大賞は、長年にわたり、地域で献身的な医療活動に取り組む医師を顕彰することを目的として創設され、今年度で第10回を迎えられました。
 今回、受賞された皆様は、各々の地域において、地域に密着した医療を実践して地域医療を支えていただいている方々と伺っております。長年にわたり地域住民の健康を支え続けている皆様の崇高な使命感と行動力は、正に現代の赤ひげ先生であり、全国34万人の医師の鑑(かがみ)となる存在です。そして、皆様の受賞は、全国津々浦々で地域医療に携わっていらっしゃる医師の方々の励みとなるものです。
 我が国は、世界最高水準の平均寿命を達成し、人生100年時代の到来を見据えて、子供から子育て世代、お年寄りまで、全ての方が支え合う、持続可能な全世代型社会保障の構築が大きな課題となっています。また、国民一人一人が、住み慣れた地域で、安心して健康的な生活を送り、活躍するためには、地域の方々に寄り添い、頼りにされる皆様のようなかかりつけ医の役割が非常に重要です。
 新型コロナへの対応においても、自宅療養者への対応に当たり、かかりつけ医の重要性を、改めて、強く認識いたしました。
 国民一人一人の健康管理や、患者が直面する治療と生活の質の確保は、正に医療の本質・基盤です。地域にいる赤ひげ先生だからこそ解決できるこのような課題に対応するためにも、かかりつけ医機能が発揮される制度整備など、身近なところで、医療・介護が切れ目なく提供される体制の構築を、日本医師会とも協力しながら、進めてまいります。そして、世界に冠たる国民皆保険制度を次の世代にしっかりと引き継いでまいります。
 日本医師会赤ひげ大賞が益々発展されること、また、皆様方の益々の御活躍をお祈り申し上げて、私の御挨拶とさせていただきます。本日は誠におめでとうございます。」

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