経済安全保障推進会議
令和4年2月4日、岸田総理は、総理大臣官邸で第2回経済安全保障推進会議を開催しました。
会議では、経済安全保障法制に関する提言等が行われました。
総理は、本日の提言等を踏まえ、次のように述べました。
「我が国の経済構造の自律性の向上、技術の優位性ひいては不可欠性の確保を進め、国民の安全・安心を守り抜く。同時に、新たな経済成長を実現する。こうした経済安全保障の取組は、待ったなしの課題であり、新しい資本主義の重要な柱です。
経済安全保障の法制について、有識者会議から提言を頂きました。サプライチェーンの強化、基幹インフラにおける事前安全性審査制度、重要技術の研究開発推進、特許非公開制度。これら4つの点について、必要な法整備を速やかに整えなければなりません。
小林大臣におかれては、法案を早急に取りまとめ、与党との調整を進め、今通常国会への提出に向け、準備を加速してください。
さらに、小林大臣と関係大臣におかれては、各省が連携する体制を新たに整備した上で、国民の生活や経済活動を支える重要な産業が直面するリスクの総点検と評価、そして脆弱性(ぜいじゃくせい)を克服する対応を進めてください。
経済安全保障は、21世紀型のグローバル・ルールの中核となるものです。厳しさと複雑さを増す国際情勢の中で、我が国の安全を守り、世界の成長を取り込む。そうした国際的なルール作りにも精力的に取り組んでください。」