宇宙開発戦略本部
令和3年12月28日、岸田総理は、総理大臣官邸で第25回宇宙開発戦略本部を開催しました。
会議では、宇宙基本計画工程表(令和3年度改訂)について議論が行われました。
総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。
「本日、宇宙基本計画工程表の改訂を決定いたしました。宇宙は、人々に夢や希望を与えるフロンティアであることに加え、経済安全保障の観点からも、重要な、経済・社会を支える基盤です。
まず、大規模災害があった際に、夜でも、雨や雪が降っていても、宇宙から被災状況を迅速に把握できるよう、多数の小型衛星が互いに連携するコンステレーションを、2025年までに構築いたします。
また、通信分野などで今後広く活用が見込まれ、経済安全保障の観点からも重要な、我が国独自の人工衛星による光通信について、研究開発を推進し、早期に実証衛星を打ち上げることを念頭に、我が国が先行して獲得できるよう取り組んでまいります。
月において有人活動などを行うアルテミス計画を推進し、2020年代後半には、日本人宇宙飛行士の月面着陸の実現を図ってまいります。
さらに、カーボンニュートラルに貢献する宇宙太陽光発電などの開発を進めるとともに、米国、オーストラリア、インドとの4か国で、宇宙分野において協力を進めてまいります。関係閣僚は、小林大臣を中心に、連携して取り組んでください。」