内閣及び内閣府永年勤続者表彰式

更新日:令和3年12月22日 総理の一日

 令和3年12月22日、岸田総理は、総理大臣官邸で内閣及び内閣府永年勤続者表彰式に出席しました。

 総理は、式辞で、次のように述べました。

「本日、永年勤続30年、20年とそれぞれ表彰された皆様、誠におめでとうございます。
 内閣または内閣府において、日本国のため国民のため職務に精励してこられた、その多大なる御貢献に対し、内閣総理大臣として敬意を表し、感謝申し上げます。
 30年表彰を受けられた皆様が職員となられた平成3年は、海部内閣及び宮澤内閣でありました。同年は、国内では、PKO(国連平和維持活動)協力法案が可決された一方、海外では、ソ連が崩壊するなど、激動の年でありました。
 20年表彰を受けられた皆様が職員となられた平成13年は、森内閣及び小泉内閣でありました。同年は、国内では、中央省庁再編による現在の1府12省庁体制が始まりました。また、海外では、米国において、同時多発テロが発生し、平和の維持、危機管理への取組が現実の課題として突き付けられた年でもありました。
 皆様におかれましては、このような時代に国家公務員の道を選択し、今日まで先人の高い志と熱意を受け継ぎながら、日々行政運営に邁進(まいしん)してこられました。
 現在、我が国においては、新型コロナ対応が喫緊かつ最優先の課題であります。国民に納得感を持ってもらえる丁寧な説明を行うこと、常に最悪の事態を想定して対応することを基本とし、しっかりと取組を進めていかなければなりません。そして、新型コロナによる危機を乗り越えた先の新しい資本主義の実現に向け、成長戦略・分配戦略を果断に進めていかなければなりません。
 この国難を乗り越え、新しい時代を切り拓(ひら)き、心豊かな日本を次の世代に引き継ぐために、政府の要である内閣・内閣府の皆さんが、これまでの豊富な知識や経験をいかして、引き続き、使命感を持って、全力で職務に精励されることを切に望みます。
 最後に、今後とも健康に十分に留意しつつ、益々の御活躍を御期待いたしまして、私の御挨拶とさせていただきます。」

これまでの総理の一日