経済安全保障推進会議

更新日:令和3年11月19日 総理の一日

 令和3年11月19日、岸田総理は、総理大臣官邸で第1回経済安全保障推進会議を開催しました。

 会議では、経済安全保障の推進に向けて議論が行われました。

 総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。

「世界各国が戦略的物資の確保や重要技術の獲得にしのぎを削る中、我が国の経済安全保障の取組を抜本的に強化することが重要です。
 本日、1回目となる経済安全保障推進会議では、サプライチェーンの強靱(きょうじん)化や基幹インフラの信頼性確保などを通じて、我が国の経済構造の自律性を向上させること、人工知能・量子などの重要技術の育成に取り組み、日本の技術の優位性、ひいては不可欠性を確保すること、基本的価値やルールに基づく国際秩序の維持・強化を目指すこと、この3つの目標を、我が国が目指す経済安全保障政策の大きな方向性として、関係閣僚間で共有いたしました。
 本日の議論を踏まえ、法制上の手当を講ずべき分野について、小林経済安全保障担当大臣におかれては、関係大臣と協力して、法案策定の準備を進めてください。このため、本日、内閣官房に経済安全保障法制準備室を設置し、小林大臣の下、法案準備を加速してください。また、小林大臣におかれては、有識者会議を立ち上げていただき、法案について専門的な見地から検討を進めてください。
 経済安全保障は、岸田内閣の重要課題です。関係大臣においては、小林大臣と緊密に連携しながら、それぞれが所管する基幹産業が抱えるリスクへの対応と脆弱(ぜいじゃく)性の点検・把握を不断に行うなど、必要な取組を強化してください。関係省庁において、お互いの有する情報を共有し合い、経済安全保障施策の実効性を上げるよう努めてください。」

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