国家安全保障会議の内容等についての会見
(国家安全保障会議の内容について)
今回の北朝鮮によるミサイル発射は、国連安保理決議違反であり、強く非難いたします。これを受けて、先ほど国家安全保障会議を開催し、今回の北朝鮮のミサイル発射に関して、情報を集約し、今後の対応について協議いたしました。そしてその中で、私からは、国民の安全と安心の確保に向けた情報収集及び分析、警戒監視の徹底、米国を含む国際的な連携等を、関係閣僚に指示いたしました。
今回の北朝鮮による発射の詳細については、SLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)の可能性も含め、現在分析中です。昨今の北朝鮮による核ミサイル関連技術の著しい発展は、我が国と地域の安全保障にとって、見過ごすことができないものであると考えております。こうした状況に備え、私から既に国家安全保障戦略等の改定を指示しており、いわゆる敵基地攻撃能力の保有も含め、あらゆる選択肢を検討するよう、本日改めて確認いたしました。今後とも、防衛力の抜本的な強化に取り組んでまいります。岸田内閣として、我が国の領土、領海、領空及び国民の生命と財産を、断固として守り抜いていきます。以上です。
(北朝鮮のミサイル発射の意図について)
意図についてはいろんな意見、見方があるのは承知しております。ただ私の立場から、断定的に北朝鮮の意図を申し上げることは控えます。
(ミサイル発射を把握した段階及び、福島での取材対応後仙台に向かった理由について)
私が情報を得たのは、はっきりと時間の確認まではしておりませんが、10時半以降だったと記憶しております。
その日程については、まずは情報収集を行わなければいけない。分析を行わなければいけない。その間の作業ですとか、帰りの東京への列車の事情等を総合的に勘案した結果、御指摘のような日程に落ち着いたと思っています。
(ミサイル発射の把握が福島での第一声の前か後かについて)
後です。
(1発のミサイルが分離した可能性について)
私は2発だと報告を受けております。
(日本政府の見解について)
私は2発だと承知しております。
先ほど10時半過ぎと申し上げましたが、10時半前後だったと記憶しています。正確な時間は確認します。10時半前後に事態を把握したということです。いずれにしろ、時計を見ていたのではありませんので、正確なところは改めて確認させます。それだけちょっと付け加えます。
(ミサイル発射の把握が福島での第一声の前か後かについて(再))
それも含めて確認いたします。