平成31年4月19日(金)午前
閣議の概要について
閣議の概要について申し上げます。一般案件等17件と政令、人事が決定されました。大臣発言として、総務大臣から「消費者物価指数について」、安倍総理大臣から「海外出張不在中の臨時代理について」、それぞれ御発言がありました。閣僚懇談会においては、総務大臣から「『テレワーク・デイズ2019の実施』について」、環境大臣から「熱中症対策・暑さ指数の情報提供等について」、それぞれ御発言がありました。
ギャンブル等依存症対策推進本部について
本日の閣議前に、ギャンブル等依存症対策推進本部を開催し、閣議において基本計画を決定しました。政府として、ギャンブル等依存症により不幸な状況に陥る人を無くし、健全な社会を構築するため、相談・治療拠点の整備、包括的な連携協力体制の構築、家族への支援、アクセス制限の強化などの取組を徹底的に講じてまいります。
安倍総理のフランス、イタリア、スロバキア、ベルギー、米国及びカナダ訪問について
安倍総理は22日から29日にかけて、フランス、イタリア、スロバキア、ベルギー、米国及びカナダを訪問する予定であります。今回の訪問では、G7各国とG20(金融世界経済に関する首脳会合)大阪サミットの成功に向けた緊密な協力を確認する予定であります。G7議長国のフランスとは、サミットの目指す方向性についても議論いたします。イタリアでは、安全保障・防衛分野を始めとする幅広い分野での二国間関係の強化を含め議論します。ベルギーでは、日・EU定期首脳協議を行い、日EU経済連携協定や日EU戦略的パートナーシップ協定に基づく更なる関係強化について議論します。米国とは、北朝鮮を含む様々な議題について意見交換し、日米同盟の絆(きずな)を一層強固なものにいたします。また、カナダとも、幅広い分野で協力強化について議論いたします。さらに、日本の総理として、初の訪問となるスロバキアでは、同国に加え、チェコ、ポーランドおよびハンガリーの各国と「V4(ヴィシェグラード4カ国)+日本」首脳会合を開催し、基本的価値を共有する日欧の連携の重要性を確認する予定であります。
トランプ米国大統領の訪日について
本日の閣議において、米国のトランプ大統領及び同令夫人を、国賓として招待することが決定されました。滞在期間は、5月25日から28日までの予定であります。滞在中、5月1日に御即位される天皇皇后両陛下は、大統領御夫妻と御会見になるほか、宮中晩さんを催されます。また、安倍総理は同大統領と会談を行う予定であります。新たな令和の時代における初めての国賓として、トランプ米国大統領御夫妻をお迎えすることは、日米同盟の揺るぎない絆を象徴するものであります。この訪問を通じて、地域や世界の平和と繁栄に貢献する日米のグローバルなパートナーシップが、更に強化することを期待したいと思います。