東日本大震災復興対策本部
平成23年6月28日、菅総理は総理大臣官邸で、第1回となる東日本大震災復興対策本部を開催しました。
この本部は、6月24日に施行された東日本大震災復興基本法に基づき、内閣に設置されたものです。
本日の会議では、6月25日の東日本大震災復興構想会議から菅総理へ手渡された提言の内容について、五百旗頭真復興構想会議議長から説明がありました。また、本部の運営等について話し合われました。
菅総理は冒頭のあいさつで、「この本部は復興基本法に基づく本部でありまして、先日の土曜日に構想会議から提言を頂いておりますので、それをベースに指針を作って、そしていよいよ本格的な復興の計画を進める、そういう立場にあります。
これまで取り組んできたこと、これから取り組まなければいけないことが停滞をしないで国民の皆さんの期待に応えて迅速に進むように、全力を挙げていただきたい。」と述べました。
また、本日の議論を踏まえ、「復興の基本方針というものを策定をしなければなりません。これは五百旗頭議長の下の復興構想会議の提言を最大限尊重して指針という形におまとめ頂くわけであります。
特区とか復興財源の問題、復興庁の問題などについては、この法律そのものが与野党の改めての提案で成立をしたという経緯も含めて、是非幅広いご議論を頂ければと思っています。
物事の進展のスピードについて、できるだけ早い進展を望んでいます。もちろん、慎重にしなければならない問題、しっかり考えなければならない問題もありますけれど、できることはどんどん進めていくという姿勢で復旧・復興に更に臨んでいただくことが国民の皆さんの理解を得る上からも、大変重要ではないかと思っております。」と述べました。