北方領土返還要求全国大会
平成23年2月7日、菅総理は都内で開催された平成23年北方領土返還要求全国大会に出席しました。
本大会は、政府と元島民、返還運動団体等の関係者が一堂に会し、北方領土返還要求運動が一層幅広く発展することを願うとともに、北方領土の早期返還を求める固い決意を内外に表明するものとして、昭和56年以来、毎年2月7日の「北方領土の日」に東京で開催されています。
菅総理はあいさつで、「私としては、これまで日本、ロシア両国の間の諸合意、諸文書を基礎に、北方四島の帰属の問題を最終的に解決して平和条約を締結するという基本方針に従い、引き続き、強い意思を持ってロシアとの交渉を粘り強く進めていく考えであります。
また、北方領土問題は国民全体の問題であり、あらゆる情報、あらゆる知恵を集め、それをもとに問題解決に当たっていかなくてはなりません。
北方領土問題が未解決のまま、既に66年が経過しようといたしております。元島民の皆様方、今日も多く御出席をしておられますけれども御高齢となられており、何としても、皆様がお元気なうちに、問題の解決を図りたい。改めて強く決意をいたしたところであります。
北方領土返還要求運動が全国的な運動として、今後更に一層強力に推進され、そして政府としてのロシアとの交渉の大きな後押しの力をいただきますよう、心からお願いを申し上げます。」と述べました。